3月。子どものいない学校で、教師の専門性について考えてみた

例えば6年生を送る会という行事では、5年生が中心となって企画を考え、会の進行をします。その経験は次年度の1年生を迎える会につながります。全校行事ですが、企画が未熟でも、司会進行が拙くても、教師はぐっと我慢をします。全校行事を仕切るという初めての経験。失敗から学んでね。そんな気持ちで教師たちは見守ります。それは、6年生になっておこなう1年生を迎える会とつなげて考えているからです。アンケートに書かれた「次年度へつなぐ準備期間」という言葉。これは、そういうことなのです。準備していた行事がなくなって可哀想というような情緒的な思いだけで憤っているのではないのです。そのことが子どもの成長にとって持つ意味と、心身の安全とを天秤にかけて、教育の専門家たちの意見も聞いて検討した結果の「要請」だったのだろうかという疑いがわたしたち教師にはあるのです。